【店名】千寿 竹やぶ蕎遊庵千寿竹やぶ
【ジャンル】蕎麦
【住所】東京都足立区千住河原町7-12
【営業時間】11:30~15:00、17:00~21:00
【定休日】水曜、第3木曜日
【TEL】03-3888-5897
【予約】可
【アクセス】北千住駅西口より徒歩15分
【駐車場】3台
「ここは一体どこ?」小旅行気分を味わえる店内!
本日は大人気の蕎麦店、「千寿 竹やぶ」さんへ!
北千住駅から徒歩15分と、駅からは少々離れているんですが、それでもいつも満員御礼の人気店です。並ぶのを覚悟で行きましたが、すぐに店内へ。待合スペースでしばし待ちます。5分ほど待って、お店の奥へ移動します。その通路が、雰囲気満点!びっくりすることに、店主さんの手作りなんだそうです。
のれんをくぐると…
個室が!
京都の町家のようなレトロなインテリア…素敵です。15分ほど前までオフィスでPCの前にいたはずなのに…「すごい、ここどこ?」と、小旅行をしている気分になります♪
子供用の絵本もありました。この個室はランチでもディナーでも予約可とのことです。子連れランチにはかなりいい場所!
ガラス戸の向こうには竹の庭が!風流!
十割、粗挽き、田舎の三種類から選べるこだわりのお蕎麦
さっそくメニューを。
お蕎麦が十割、粗挽き、田舎の3種類ありました。
産地の紹介まで!
店員さんに違いを尋ねると「十割が普通の十割よりモチモチ。田舎は粗挽きのお蕎麦で特に男性に人気。粗挽きは十割と田舎の中間で、十割より粗く挽いているので少し喉にひっかかる感じ」とのこと。また、そばの量は軽めなので、追加で別の種類の蕎麦を頼む方も多いそう。
メニューをよく見ると、たしかに。半もりや追加用のメニューも充実しています。追加用は大盛(60g)が430円、 半もり(60g)は汁なしが540円なので、蕎麦違いで二枚頼む方も多いそう。「汁は多めに用意してあるので、追加用は汁無しの半もりを頼まれる方が多い」とのことでした。なるほど、こういうシステムなんですね!
鴨葱や肉葱などのつけそばのメニューの蕎麦は、十割です。粗挽きや田舎の蕎麦に変えたい場合は追加料金が110円かかりますので、ご注意!
どれも美味しそうなんですが、3人いたので、それぞれ違う蕎麦を頼んでみます。
肉の風味豊かな肉葱、鴨葱と、トロトロのとろろ
まずは、とろろ(1,290円)。びっくり!木の器!!器からもわかるこだわり具合です!
蕎麦は、通常だと十割ですが、120円追加して粗挽きをお願いしました。粗挽きは蕎麦の粒がすこし残っています。
そういえば、入口付近に蕎麦を挽く石臼のようなものが飾ってありました。
とろろは、食べた瞬間に「なんじゃこりゃ!」と舌が驚く濃厚な出汁感で、トロッ→出汁じゅわっ→蕎麦の風味→のどごし最高!と…。お値段はそれなりにしますが、納得のおいしさ!
テーブルに塩があったので、つけ汁を使わずに塩を付けて蕎麦を食べてみたんですが、もう塩でいい!と思うくらい、噛むと蕎麦の風味がふわ~っと口にひろがります。
こちらは、肉葱(1,520円)。
つけ汁はうまみたぷりで、蕎麦なしでこれだけすすりたいくらいの美味しさ…。
十割の蕎麦はモッチモチです!
こちらは、鴨葱(1,950円)。豪華です!
つけ汁は、肉葱にくらべると柚子の風味が効いています。
こちらは鴨肉。
追加で田舎を一枚頼みました。平打ちの麺全体に蕎麦の甘みが広がります。これもうまい!
葛湯のようなトロトロ蕎麦湯と、食後のデザート「塩プリン」
食事を終える頃、お店の方がいらっしゃって「甘いものをお持ちしていいでしょうか」とのこと。いえ全然、いただけるんですか?お願いします!と、即答です。
塩プリンでした。スプーンの形がスコップ!どこまでもこだわりを感じます。
黒蜜がかかっていて、ほんのり塩味の、まさに「大人のプリン」でした。黒蜜なしで食べると玉子豆腐のような、和食にぴったりのあっさりデザート!
蕎麦湯もいただきました。
中をのぞくと…まるで葛湯のようなトロトロの蕎麦湯。
出汁に加えると濃厚にからまって、まるで和食の一品のようです。どこまでも美味しい!
まさに「凝り性」。店主の「こだわり」は店内の隅々まで
お蕎麦はもちろん、どこまでも細かいこだわりが感じられました。
こちらは、テーブルにあったお菓子のサービス。もちろん、蕎麦菓子です。
こちらは、蕎麦が入っていた器の底の部分です。穴があります。水分を落としてるんですね。
こちらは、卓上にあった唐辛子。
テーブルにあった美味しいお塩は、レジに並んでいました。
こだわりはトイレの中にまで。お手拭きがタオルでした。
ランチだけでなく、ディナーメニューも充実
他のメニューもご紹介しますね。こちら!
あん肝や銀杏、天ぷらも美味しそうです。




大切なゲストを自信をもってお連れできる蕎麦店
小旅行気分を味わえる下町の情緒たっぷりの風情も、サービスも、もちろんお味も、最高級の竹やぶさんで大満足してしまい、北千住ランチサークルのメンバーは「午後、仕事したくない…」とボソリ。たしかに、この風流な雰囲気をキープしたまま、上野の美術館めぐりでもしたくなります。
と、そんな、千寿竹やぶさん。
大事なビジネスのお客様と来るにも、おじいちゃん、おばあちゃんをまじえての家族ごはんで訪れるのも、もちろん子連れランチにもオススメの、いたせりつくせりのお蕎麦屋さんでした。
ごちそうさまでした!